少年野球でも選手本人もそうですが監督コーチもなかなかけん制について何がセーフで何がボークになるかを明確に選手に教えているところは、なかなかないと思います。(そのレベルにあるかないかもありますが・・・・)
まずは、野球規則をよく読みボークとは、何かを理解しないといけません。
審判は、野球規則のボークの項目に当てはまるかを基準として判定するので監督コーチもこの項目を理解していくことが必要ですね。
以下に、重要そうなところをピックアップしてみました。
野球規則
8.05 ボーク
塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。
8.05b 一、三塁への偽投
投手板に触れている投手が、《一塁または三塁》に送球する真似だけして実際に送球しなかった場合。
これは、規則改正で昨年でしたか三塁への偽投ができなくなりましたね。ここは、基本的ですがプロ野球選手でもこれでボークになったことがありましたね。(日本ハムの増井投手がやってました)
<解釈>投手が投手板に触れているとき、走者のいる《二塁》へは、その塁の方向に直接ステップすれば儀投してもよいが、《一塁または三塁》と打者への偽投は許されない。投手が軸足を投手板の後方へはずせば、走者のいるどの塁へもステップしないで偽投してもよいが、打者だけは許されない。
走者一、三塁のとき、投手が走者を三塁に戻すために三塁へ踏み出したが実際に《送球しなかったら》(軸足は投手板に触れたまま)、《ボーク》となる。
8.05a 投球を中止
投手板に触れている投手が投球に関連する動作を起こしながら投球を中止した場合。
これは、少年野球から高校野球までさまざまな状況で起こるボークです。
最近では、汗を拭いたり、また多いのがランナーを見るときに肩まで動かしたりということでボークになったのを見たことがあります。
こちらのボークに該当するのでは、ないかと思います。
8.05c 踏み出さないで牽制球を投げる
投手板に触れている投手が塁に送球する前に足を直接その塁の方向に踏み出さなかった場合。
この項目が非常にグレーゾーンだと思います。審判泣かせのところでもあると思います。
塁に対して45度が基準(プロ野球の動画を見ると)と思いますが高校野球や中学野球、少年野球だともう少し厳しいかもしれません。この辺は、ある程度その審判団に聞くなりして情報収集も必要でしょう。
<解釈>
投手板に触れている投手は、塁に送球する前には直接その塁の方向に自由な足を踏み出すことが要求されている。投手が実際に踏み出さないで、自由な足の向きを変えたり、ちょっと上に上げて回したり、または踏み出す前に身体の向きを変えて送球した場合ボークである。投手は、塁に送球する前に塁の方向へ《直接踏み出さなければならず、踏み出したら送球しなければならない。(二塁については例外。)》
ボークについて動画がありましたのこちらを参考にしてこれは、やっていけないものということで見てください。
ボーク いろいろ
基本的なところですが小学生だとふとしたところでやってしまう可能性があるのでこの辺を指導していきたいですね。
下記の動画は、左投手のけん制でアウトにしたものです。
やはりキーとなるのは、踏み出す足(左投手なので右足)の位置、角度です。
ベイスターズの石田投手は、ぎりぎり一塁とホームベースの角度でいうと45度くらいななめに出しています。
この辺は、一塁塁審とのぎりぎりボークかセーフかというところの駆け引きになるかもしれません。
少しレベルが高いですがこの辺も投手が考えてやれるようになれば一流投手といえるのでは、ないでしょうか?
川井の見事な牽制球
石田健大見事な牽制球で鈴木尚広を仕留める
最後は、ベイスターズ三浦投手のけん制について教えてくれる動画です。
なかなかけん制について詳しく説明している動画は、少ないので参考になります。
特集 「けん制球」のそこが知りたい!DeNA・三浦大輔 投手に教わる けん制球の極意
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