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リバーランズ(RIVERRUNS)フライリール AR2修理について

2022 年 1 月 5 日 Comments off

年末年始の休みを利用して今年のシーズンインに向けてリールの整備をしていたところリールのグリス交換などを手始めにということでやっていたところ組みなおしてリールを回転させるとクリック音が鳴らない!!

逆回転(ラインが出る方向)でかろうじて少し音が聞こえる程度で勢いよく糸を出すと当然バックラッシュしてしまう。よくよく中を見るとこのような状態に

小さいですが中央付近の三角のパーツの赤丸部分が欠けていました。この部分は、通称ラチェットというようです。

取り除いた後なので欠けた部分は写真には写っていませんがこの部分がスプール側中央の歯車部分(ラチェットギア)と接触してカリカリとクリック音が鳴る仕組みです。

原因は、グリスアップ時に少し強く締めすぎたのか、グリスアップ後にラインを巻き直そうとしたところでこのラチェット部分が動かずにラインが出たときに力がかかり欠けたようです。

そのため数ミリですが削れて(欠けて)ブレーキが利かないクリックドラグとなってしまいました。(クリック音もほぼないですが・・・)

以前は、こちらを支える細いピアノ線のようなもの(通称板バネなどと言われるようです)が折れて近くの釣具屋に行ったところパーツを取り寄せてもらいました。

10年前くらいと思いますが数百円(200、300円?)だったので予備パーツとして2つ購入した記憶があります。

どうにかならないかということでこちらのリールメーカーを調べてみました。RIVERRUNSというメーカーかな?と思いましたが調べてみるとATECという会社のようです。正式社名は、株式会社エイテック となるようですがリンク先には、アルファタックルというサイトにリンクされているので釣り具ブランドとして有名なアルファタックル製品を製造販売しているようです。

故障した部位は、把握したのでサイトからパーツ購入できないかと探してみると

トップページの一番下部にそれらしきものが

【修理・パーツについてのお問い合わせ】の文字が...

早速リンク先に飛んでみると

青枠のように小型部品に限っては、通信販売も承ります(特別対応)の文字!!

藁にもすがる気持ちで各種入力項目に住所氏名パーツ名、写真等を添付して送信したところ翌日の朝にメールが来ました。(対応早い!!)

以下の通りでした。

*******************************
○○様

弊社商品を御愛用いただき誠にありがとうございます。
お問い合わせい頂きました『リバーランズシリーズ』のフライリールは、
10年ほど前に廃盤となっているため、アフターパーツが終了しています。
ご希望にお応えできず、大変に申し訳ございません。
以上よろしくお願いいたします。
㈱エイテック
カスタマーサービス
▲▲
*******************************

とのこと。

まあそうだよね。10年以上前の購入でしたから、メーカーとしても仕方のないことと思いますが

残念ではありますがレスポンスが早くとても好感の持てる対応でした。

仕方ないので3通りのパターンで考えました。

1 中古を物色して安く購入してパーツを流用する。

2 パーツを自分で作る

3 そのままオブジェとして家に置いておく

とあるが1だと最低でも送料含めても多分2000円以上はかかる見積りだし同じものが出てくるまで時間がかかる見込み

3は、最終手段として考えるとすると

とりあえず2番のパーツを作ってみる。でやってみようと思い行動に移すことにした。

工具もボール盤、卓上グラインダーがある(父のものがほとんどですが)ので何とかなりそうという見積りでやってみました。

フライリール部品ラチェット

分解して大体の大きさを把握、ラチェット自体は、厚さ3mm、長さ1cmでしたので自宅にあるアルミ板を探すといいものを発見

窓とかの枠に使うもの?(父が色々と物持ちがいいのでありました。)

金切りのこぎりである程度に切断しました。

大体の大きさに卓上グラインダーで削ります。

アルミなので結構さっくりと削れました。

写真右下のほうに写っているいるものがパーツです。

ちなみにここまでやってわかりましたが穴あけは、削る前のほうがよかったですね。

ボール盤での作業写真は撮り忘れましたが小さすぎて穴あけが大変でした。

四角い状態での穴あけがベストのようです。

出来ましたが、ご覧の通り穴あけ位置がズレました。画面左側のとんがっている方がラチェットギアに当たる部分

上の写真のようにとりあえずねじ止めまでできましたので動作確認

異状なくハンドルを回転させるとバックラッシュも起こらずに小気味よいカチカチというクリック音が出ましたので完成となりました。

 

意外に簡単でだったけどいつまで持つかな?という感じですがまた摩耗すればすぐ作れるので良しとします。準備に手間取らなければ小一時間くらいでしょうか?

アルミ板は、いっぱいあるので壊れたらまた作ろうかと思います。

また、父が色々と木工作業を趣味でやっているので余っている角材がたくさんありその一つでこんなものを作ってみました。

いわゆるツールスタンドです。前にも作ったのですがもう一つ形は何も変わりませんが・・・

色々と入れるとこんな感じでです。

スレッドを立てておく丸棒は、ダイソー100均の30cm?×2本で100円のものを6mmドリルで開けたところにはめただけです。

ダビングワックスにベストの穴でしたがヘッドセメントなどの大きなビン用の穴あけはもう少し大きな径のボアビットが必要なようです。

冬のうちに色々と釣りの準備していきたいですね。